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Photo: Glengyle Distillery: Glen Scotia Distillery: Springbank Distillery

今日もまた日が昇る。そして今日もまた、酒を飲む

Longrow Church窓から差し込む朝日で目が覚めた。Longrow Churchのタワーの後ろから日が昇る。とりあえず、天気はよさそうだ。でもまだ5時なんですけど・・・完全に目が覚めてしまった。

Scottish Breakfast今日はSpringbank蒸留所に行くが、見学ツアーは14:30からなのでそれまで蒸留所の足跡を探してみよう。

Peat Smokeが似合った町

Campbeltown CreameryCampbeltown Heritage Centreの東側にあるCampbeltown Creameryの敷地には、1924年に閉鎖されたBurnside蒸留所があった。現在、その面影は全くない。敷地を囲む壁はその当時のものなのか、わからないけどちょっと古そうだ。

Old Ware HouseGlobe StreetとLongrow周辺の倉庫のような建物をよく見ると、ドアに消えかかってはいるが"DUTY FREE WARE HOUSE"の字が読める。これは明らかに失われた蒸留所のWarehouseだ。
Longrow Churchの隣にあるこの建物はいったいどの蒸留所の建物だろうか。たくさんあって特定はできないがSpringside蒸留所かLongrow蒸留所だろう。

Tesco Supermarketそのスーパーマーケットの敷地にも以前はLochheadという蒸留所があった。スーパーの屋根にはパゴダの形?と思われる小さなオブジェがあった。
Scotlandのスーパーマーケットはモルトキルンのような屋根を持つものが多い。町にすごく合っていると思う。

Remain of Benmore DistilleryBenmore蒸留所の前に来た。道路に面した建物も蒸留所のものだ。赤く塗られたアーチには"DISTILLERY"の文字が今もはっきりとわかる。

Remain of Benmore Distilleryこの建物はオフィスのようだ。
Campbeltownの歴史を物語る、貴重な遺跡の一つだ。

Remain of Benmore Distilleryバス会社のスタッフに断ってモルトキルンだった建物に近づく。大きなキルンとモルトバーンであろう建物を見れば、この蒸留所がCampbeltown最大規模の蒸留所だったことは明白だ。1927年に操業は休止された。

Glen Scotia DistilleryGlen Scotia蒸留所の写真を撮っていると建物の中から人が出てきた。
"えっ、開いてるの?"
その人に尋ねるとマネージャが中にいるとの事。よし、ダメもとでお願いしてみよう。ドアを開けると女性のマネージャがいた。お願いして何とか中の写真撮影を許可してもらった。しかし困ったことに三脚は持っていない。町歩きの時は三脚を持ち歩いていない。う〜む、この小さなストロボでどこまでカバーできるのか・・・。

Glen Scotia Distilleryでも何とか撮れた。思った以上に小さく、そして汚い。でもこれが伝統的なCampbeltownの蒸留所なんだろうな。
何はともあれ、Glen Scotiaは健在なり!

この辺りに城跡が・・・地図で町の南の外れに城跡を見つけた。天気もいいし、時間もあるのでちょっと歩いてみようかと海沿いの道を歩いていった。でも、どれが城跡かさっぱりわからん。

CampbeltownのメインストリートSpringbankのツアーまで時間があるので時間があるので昨日行ったパブ通りの並びの一軒に入る。一日中Foodがオーダーできるので、とりあえずBeerをオーダーし、サンドイッチでも食べようかとランチメニューを見ているとHaggis & Neepsがあった。伝統的なHaggisは食べたことがないのでちょうどいい機会だ。オーダーするとBarmanは
"本当に食べるのか"
と驚いた表情。あまり外国人は食べないのだろうか。

Haggis & NeepsしばらくしてHaggisが運ばれてきた。Neepsとマッシュポテトが添えられた伝統的なHaggis。思ったほどしつこくない。というよりもどっかで食べたことのある味・・・
これって缶詰のHaggisとちゃうの。日本ではこのところずっと輸入禁止になっているが。

Campbeltownの灯は消えない

Springbank DistillerySpringbank蒸留所の見学ツアーには10人程が集まった。Springbankはすごく小さい蒸留所だ。コンパクトというよりはごちゃごちゃしている。見学コースも入り組んでいる。驚いたことにコンピュータシステムを導入していない。コンピュータで製造管理していない蒸留所は初めて見た。Islayの蒸留所でも導入していたのに。

Malting floorそれにここはVisiter Centreもない。というよりは作るスペースがないかな。時期的にちょうどウォートの出来上がった時期でMalt Barnも空だったし蒸留もしていなかった。これから発酵過程が始まるのだろう。ウェアハウスも数棟あったがやっぱりごちゃごちゃしている。

CampbeltownのメインストリートSpringbankを見学している頃から弱い雨が降り出した。Showerと呼ばれる小雨。さっきまでいい天気だったのに。ツアー開始時刻まで30分程あったのでGlengyle蒸留所近くのPub、"Fiddler's Inn"で雨宿り。中は年配の、というよりも既に仕事を引退した男性陣で満員だった。Pubの昼間の主要客層はこの人たちだ。でもみんな結構酔っぱらってるけど大丈夫なんだろうか。

Glengyle Distillery15:30からGlengyle蒸留所の見学が始まった。Glengyleを見学するのは私だけ。先程のグループのメンバーはあまり新しい蒸留所に興味がないようだ。せっかくSpringbankが復活させた蒸留所なのにねぇ。しかもこの4月からようやく操業開始したというのに。

Glengyle Distilleryメインの建物にMash Tan〜Pot Stillまで揃っていた。別棟になっているのはMalt Barnだけだった。中古のStillとマネージャは言っていたがピカピカに磨かれた、美しいPot Stillだった。
Malt Whiskyは"Kilkerran"の名称で販売されるようだ。いつごろから飲めるのだろうか。

見学者だけのミニチュアボトルSpringbankのShopはCampbeltownにあるCedahead'sのShopといっしょになっている。ここで見学ツアーの半券を出すと見学記念のミニチュアボトルがもらえる。記念としてはなかなかいい。

Shopのスペシャルモルト瓶詰め業者らしく樽から特別なモルトを販売している。Springbankも欲しいがどうしたものか。Longrowはちょっと割高やし、100proofぐらいかなぁ。でも日本でも買えるが。
結局、樽からのSpecial Malt(CampbeltownとSpeysideのVatted)を購入した。

Today's Soup at Seafield Hotel夕食はSeafield Hotelの隣のArdshel Hotelで本日のスープ(こればっかり)とScotlandの牛も食べてみようとScottish Beef Steakをオーダー。

Today's Soup at Seafield Hotel一番少ない8ozをオーダーしたが結構なボリューム。加えて茹でた野菜とチップス。これ以上はちょっと食べられへんよね。こちらのみなさまは本当によくお食べになる。

デザートはSpringbank 10 years old 100 proofとLongrow 10 years oldを飲む。この100proofがなかなかおいしい。Campbeltownで飲んでるから更においしいのだろうけど。う〜ん、一本買おうかどうしようか・・・。煩悩は尽きることはない。