Top
9/16
9/17
9/18
9/19
9/20
9/21
9/22
9/23
9/24
9/25
9/26
| Home | Index | Back | Next |
Photo: Tullibardine Distillery

モルト日和な1日

Scottish Breakfast with Haggis今日も朝から天気がいい。モルト日和ってやつですか。

Neidpath B&Bは朝食に好きなものを選べる。朝からHaggisというのはやったことなかったからお願いしてみた。

でも朝食にHaggisはあんまり合わないような気がする。Black Puddingはないと物足りないけど。

StirlingからBlackfortに行けるバスは平日でもあまり本数がない。9:50を逃すと12時までないのでここはきっちりと15分前にBus Stationに行く。
チケット売り場で乗り場を尋ねる。チケットはドライバーより購入するシステムとの事。言われた番号の乗り場に行くと9:50に2つのバスが出発することになっている。何ちゅうダイヤや。確実にどちらかのバスに遅れが発生するダイヤだけどこちらではあまり大したことではないようだ。
9:50に他方面へ行くバスが発車し、その後に小型のバスが定刻を過ぎてから来た。ドライバーにBlackfortまでと伝えると蒸留所へ行くのかと聞かれた。他に何もなさそうだ。

Tullibardine Distillery一般道を通り、約30分で蒸留所へ到着。蒸留所は町の入り口にあるがその前で降ろしてくれた。
Tullibardineは長く休止していた蒸留所で地元の投資家グループが買収し、復活させた。幹線道路沿いに位置する広い敷地を利用してショッピングセンターを併設し、蒸留所のショップやレストランを充実させて観光客を呼ぼうとする手法は日本の蒸留所と同じだ。Scotlandにこのビジネスモデルが定着するかどうかはわからないが今後のウィスキー産業のためにも頑張ってほしいものだ。

併設されているショップとカフェ、ショッピングセンターさらに蒸留所ツアーも充実していて一般ツアーのほかに"Connoisseur Tour"というマニア向けがある。旅行を計画中にHPでこれを知り、早速申し込んだ。Admissionは10ポンドかかるが、2時間の見学+ウェアハウスでの試飲が含まれるので楽しみだ。

受付を済ますとしばらくして専属のガイドがやって来た。マンツーマンで案内してくれるという。

ポットスティルの向こう側にマッシュタンが見える蒸留所設備は小規模で1棟の建物で全工程が行われる。南ハイランド独特なのだろうか、三角形に近いポットスティルだ。

私とほぼ同じ年のウィスキーそして一番のお楽しみはウェアハウスでのテイスティング。何と1993年のバーボンカスクと1966年のシェリーカスクをグラスに入れてくれた。しかもテイスティンググラス8分目ぐらいまで。このモルト、日本のバーで飲んだとしたらいくらぐらいするんだろうか。少なくとも\2,000では飲めないはずだ。

ウィスキーの一番おいしい飲み方ウェアハウスで飲む、いやテイスティングするのは昨年のJuraに続いて2回目だ。ウィスキーに囲まれながらウィスキーを飲む。なんとも幸せな時間だ。

その後、専用のテイスティングルームでニューポットと製品すべての試飲をさせてもらった。どれも興味深いものばかりでどれを買って帰ろうか迷う。Cask Strengthが香り、味ともベストだ。1988 Vintageは少しピートの味がする。Port Finishはちょっと好みではない。

Majestic Whisky Ale 1488そしてショップに戻ってTullibardine Aleを試飲させてもらった。これはTullibardine再生計画の1つで元々BreweryだったTullibardineならではのアイデア。同じ材料でAleを作るというものだ。生産設備は町外れに専用のものを確保しているとのことで蒸留所で作っているわけではないが。色は濃い目のラガーみたいな感じで味はちょっとクセがあるみたい。

ガイドのGary Grant氏とはここでお別れ。ショップで買い物タイム。どれを買おうか悩む。Cask Strengthは結構いいお値段。1988 Vintageはお手頃価格だ。

Special Lunch "Tullibarger"とりあえず、考えがまとまらないので2階のCafeでビールでも飲もう。もうちょっとTullibardine Aleを飲みたいし、お腹もすいたので何か食べるとしよう。

本日のセット、"Tullibarger"をオーダー。もちろんAleもいっしょ。よく考えたらこのツアーでちゃんと昼食を食べるのは初めてだ。

"Tullibarger"はチーズバーガーだけどスティルトンを使用しているのでその濃厚な風味が肉とよく会う。窓際の席に座り、ちょっと遅いランチ。ビールを飲むと休日を実感する。

Tullibardine 1986 Cask Strengthそれからショップでウィスキーを購入。やはりCask Strengthは1本しか買えなかった。ちょっと高すぎる。1988 Vintageを2本にして友人のおみやげを確保。もっとも私は人にウィスキーをあげることが一番嫌いで人へのお土産として買って帰ったものでも自分で飲んでしまうことが多々ある。果たして私の友人はTullibardineを飲むことが出来るのだろうか・・・

Blackfortのメインストリート蒸留所を後にしてBlackfortの町まで歩く。といっても2〜3分歩けば町の中心に着くし、5分程歩けば町の反対側に行ける。Pubは2件程あるみたいだけど時間がないので今回はパス。珍しく予定通りに13:53のバスに乗れた。

Old City, Stirling

今も残るStirlingの町の壁Stirlingに戻って大量に買ったウィスキーを置きに宿へ帰る。周辺の他の蒸留所へ行こうかとも思ったがStirlingの町を歩いてみよう。

Stirlingはお城を中心とした城郭都市で町ごと要塞となっていた。現在も当時の古い城郭が一部残っている。

Mar's Walk城へ向かう通り沿いには中世の建物がいくつか残っている。

Stirling BridgeStirlingはScotlandで戦略上最も重要な都市でこの町を巡っていろいろな戦いが繰り広げられた。最も有名なのが1297年のBattle of Stirling Bridgeだろう。William Wallace率いるScotland軍は圧倒的な戦力を誇るEngland軍を地の利を生かして打ち破った。

Stirling BridgeよりStirling Castleを望むその舞台となったOld Bridgeは町の側を流れるRiver Forthに今も架かっている。当時は木製の橋だったが後に石の橋に架け替えられ、現在も歩行者専用の橋として残っている。

Scottish Food

夕食はどこにしようか迷ったけれどもTourst Information近くに見つけたPapa Joe's Restaurantで食べよう。伝統的な料理が多いが気軽な雰囲気で親しみやすいレストランだ。
昨日は肉系だったので今日は何かシーフードを食べたい。Mainにはエビフライをチョイス。そしてStarterは今日のスープをオーダーする。

Soup of the Day今日のスープはカリフラワーと野菜のスープ。パンも少しだけ付いて味も量も申し分なし。Scotlandのスープは外れがない。

Stirling BridgeよりStirling Castleを望むそしてMainのDeep Fried Scampi served with Fresh Salad, French Fries。Scampiは日本でいえば車エビぐらいの大きさになるのかな。Scotlandではポピュラーな食材だけど食べるのは初めてだ。

巨大なアイスクリーム 今日の料理のチョイスはとてもよかったと思う。いつもは多すぎて残すのだけど今日は完食。お腹も八分目ぐらいなので今日はデザートも食べよう。メニューを眺めるがやっぱりここはアイスクリームでしょ。
40歳になったオヤジにはあまり似合わないデザートだけど。