The Way to Speyside
朝からすっきりしない天気。いきなりScottish Weatherの歓迎だ。天気予報によると午後は雨になるらしい。まぁ、天気が悪くてもそれなりに納得できるのがScotlandなんだけど。
Old Waverley Hotelの朝食はブラックプティングもハギスも揃っている。朝食にブラックプティングを食べるとScotlandに来たという実感がわく。
今日の最終目的地はKingussie。でもその手前にあるDalwhinnie蒸留所を訪れる。City Linkを使うと約3時間。鉄道を使うと途中Perthでの乗り換え待ち時間20分を含めて約2時間50分。どちらでもあまり変わらないので今回は鉄道で行ってみよう。
ホテルからは駅の方が近い。道路を渡った所にある。大きな駅ではチケットを買わないと構内へ入れてくれない。クレジットカード専用券売機でDalwhinnieまでのチケットを買う。値段を見て驚いた。35.10ポンド(約8,000円)もする。3時間ぐらい乗ってこれはちょっと高いと思うけど。
Perth行の列車は遅れることもなく9:37に出発した。外を眺めていると早くも雨がポツポツと降り出した。しばらくするとForth Bridgeを通る。最初は気付かなかったが確かにこれはForth Bridge。写真で見ると美しいが通ると全く形がわからない。
橋を過ぎると列車は海沿いに走る。窓からの景色はいいけどこれって遠回りのような気がする・・・まぁ、線路は平坦な所を選んで引いているからしょうがないんだけど。
1時間程するとMarkinchの駅に停車。駅前にはHaig社の建物がある。ここは工場だろうか。そしてしばらくするとLadybankの駅に停車する。ここは確か新しい蒸留所が造られているはずだけどウィスキーの生産を始めたというニュースは飛び込んでこない。
Edinburghから1時間20分でPerthに到着。結構寒い。2年前に来た時よりも寒い。今年は秋の訪れが早いのだろうか。Glasgowからの列車が着くまでには20分程ある。少しだけ写真を撮る。そういえば2年前にPerthに来た時もあまり天気が良くなかった。
Glasgowから来たInverness行は遅れることなく11:17に出発。しばらくすると雨がひどく降ってきた。30分程してPitlochyに着いたが美しいPitlochyも天気が悪いとあまりよくない。
Perthから1時間10分でDalwhinnieの駅に到着。何とラッキーなことに天気は回復し、晴れ間が見えてきた。細かい雨は舞っているがこれは大丈夫。やっぱり日頃の行いかな。
出口はもう一方のホームにある。重い荷物を担いで歩道橋を渡る・・・ということはまたこの橋を渡ることになるのか。駅で荷物を預かってもらえればとも思ったが無人駅ではどうしようもない。
駅前には何もない。民家が10件ほどあるだけでPubもない。見渡すと左手側にモルトキルンが見えた。Dalwhinnie蒸留所だ。
蒸留所までは1kmもないのだけれど、重い荷物を引きずって歩くのは大変。20分ぐらい歩いてようやく到着した。Visitor Centreへ行って蒸留所ツアーを申し込む。次のツアーは20分後の1:15頃から。写真は予想通り撮れない。今年から法律で生産区域の写真は撮れなくなったようだ。まぁしょうがない。
ツアーの後、建物を撮る。美しいキルンは屋根を葺き替えた直後らしく銅板が輝いていた。でもキルンの建物にはマッシュタンがあったが・・・
ちょうどいい時間になったので駅に向かう。風が強くなり歩くのが少し大変。まぁ、雨が降らないだけよしとしよう。幹線道路沿いにバス停があった。バスを使おうかとも思ったけどここにCity LinkのCoachがくるのかどうかわからない。1本乗り遅れると大変なことになるので駅に向かう。
16:03の列車は遅れることなくというよりもちょっと早めに到着。出発も少し早め。これは気をつけよう。最低でも10分前には駅には着いておかなければならない。
Old Town
15分程で今日の目的地、Kingussieに到着。料金は4.5ポンドとやはり高め。やはりバスを使った方がいいのかな。
今宵の宿は駅から5分もかからない場所にあるゲストハウス、"The Helmitage"。インターネットで見つけた時、ちょっと高かったけど名前で決めてしまった。大阪北新地にある"Bar Helmitage"と同じようにきっと居心地のいい場所だろうと思い、予約した。
ベルを鳴らすとオーナー夫婦が迎えてくれた。宿に着くとまずはお勧めのレストランやPubを聞く。メインストリート沿いのお店を教えてもらって早速町歩きを開始。
Kingussieはそれ程大きな町ではないがメインストリート沿いに何軒かのホテルとお店が並んでいる。Scotlandではよく見られる光景だ。まずはStar HotelのPublic Barに入る。残念ながらハンドポンプはない。ScotlandではポピュラーなMacEwan 80を1 Pint。
ホテルを出て東に歩いていると"Tipsey Laird"という良さそうなPubがあった。超満員だったけど窓からハンドポンプが見えたので入る。何とかカウンターに割り込んだ。Cairngorm BreweryのWildcatというラベルが印象的なAleを飲む。確かこのメーカーはScotlandのはず。でもあまりよく知らない。
地元のラグビーチームの打ち上げ会場らしく体育会系の宴会が行われていた。Scotlandのラガー、Tennessが飛ぶように売れている。日本ならばピッチャーを使うのだろうがここは10 Pints入るじょうろが使われていた。ガーデニングが盛んな英国風?
伝統のスコットランドめし
夕食は宿のオーナーお勧めのFish & Chips。メインストリートのHappyday Cafeへ行く。ここはホステル併設でTake Awayとレストランがある。
まずはビール。Local AleとメニューにあったのでオーダーするとAviemoreにあるCairngorn BreweryのTrade Windsのボトルが出てきた。Grantown on Speyに行く途中に通るんだけど見学は無理かなぁ。
そしてメインのFish & Chipsはサクサクした衣においしい白身魚の大きなフライ。これは今まで食べたFish & Chipsの中で一番おいしい。Fish & Chipsを食べるのならやはりScotlandがいい。お腹も空いていたのでChipsも全て完食。