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21世紀に入り、日本のウィスキーの評価が高まりつつある。SMWSのモルトに選ばれたり、コンテストで優勝したりとメーカーのがんばりがだんだんと認められている。
Scotlandでの知名度も徐々に上がってきているようだ。私が蒸留所巡りをしていると、
"日本のウィスキーは飲まないのか?"
と聞かれることが多くなってきた。
Scotlandのウィスキー産業は1823年に新しい時代に入った。そして19世紀末から20世紀初めぐらいの第一期ブームで世界的な地位を確立したのではないだろうか。その後の浮き沈みがあったとはいえ、Scotchの名は地球上から消えない。
そのScotlandで修行をした竹鶴政孝氏は帰国後、山崎に日本初の蒸留所を創設した。1923年、山崎蒸留所は操業を始めた。世界で初めてケルトの末裔以外の人種が"生命の水"を作ることになった。Scotlandからちょうど100年の差があると考えると、日本のウィスキーも産業として確立されてきたのでないかと思う。
私は今まで日本のウィスキーにはあまり興味がなかったのだけれども、自国の酒を全く知らないというのは酒飲みとしては恥ずかしい。ウィスキー好きとしてこだわるなら、現地で飲むのが一番いいだろう。幸いにも関西には山崎がある。手始めにここから始めよう。
山崎蒸留所
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