1811年、John Cummingが始めた農業の副業の密造ウィスキー造りは、1824年に政府公認のCardhu蒸留所として再スタートをきった、最も古い蒸留所のひとつ。創業者の一族が運営し、19世紀後半には大成功を収めた。
1893年にJohn Walker & Son社が買収し、以後"Johnie Walker"のメインモルトとなっている。
Cumming一族はその後も運営にあたり、John Walker & Son社やDCL(現在のUD)社の会長を送り出すなど、スコッチウィスキーの発展に尽くした一族のひとつといえる。
Cardhu蒸留所はRiver Spey中流の小高い丘の中腹に位置する。名前はそのあたりの地名から来ている。古い時代の綴りは"Cardow"となっている。
Scottish Weatherに煙るパゴダ屋根。
Cardhu蒸留所はVisitor Centreもあり、一年中見学ができる。次回訪れたときは内部を見学したいと思っている。