1840年、JamesとJohnのGrant兄弟によりRothesの町に建てられた蒸留所。シングルモルトを売り出した最初の蒸留所でもある。現在もイタリアを中心に世界第2位の販売量がある。Chivas社の主要モルトとして、同社のブレンデッドウィスキーに使用されている。
オフィシャルボトルは5年前後の若いものが中心だが、10年のモルトも非常に味わい深い。日本でも入手は可能。他にほとんど同じラベルでGordon & Macphail社よりいろいろな熟成年数のものが発売されている。
James Grantの執務室があった建物。蒸留所のシンボルだ。現在は展示室と試飲コーナーがある。
正門近くにあるウェアハウス。建物が黒くなっていくのはAngels Shareのためだといわれている。
改装時に庭に設置された旧型のポットスティル(スピリットスティル)。Glen Grantのウォッシュスティルは独特の角張った形をしている。
James Grantの息子が作った広大な庭園。1995年に復元され、蒸留所を訪れる人に開放されている。
日本のモミジのような木も見られる。
庭園を流れる川、Back Burnにかかる橋。
Back Burnの水の色はウィスキー色。この水を使用するGlen Grantのモルトはピートを焚かないが、かすかにピートのフレーバーがある。
庭園の一番奥にある"秘密の金庫"周辺
James Grantはここにウィスキーとグラスを入れておいて、散歩の途中に楽しんでいたという。
緑が美しいGlen Grant Garden。