最初のGlengyle蒸留所は町の絶頂期の1873年に、William Mitchellによって蒸留所の密集地、Glebe Streetに設立された。1919年にGlen Scotia蒸留所と共にWest Highland Malt Distilleries社に買収されたが1924年に破産、蒸留所は1925年に閉鎖された。
1941年にGlen Scotia蒸留所を所有する、Bloch Brothers社に売却された。彼らはGlengyle蒸留所の再建と拡張を計画した。しかし第二次世界大戦が勃発したためにその計画も消滅した。
1957年にも再建計画が持ち上がったがそれも消滅し、ほぼ完全な状態で保存されていた。
2000年にSpringbank蒸留所を所有するJ & A Mitchell社が取得、再建に着手し、2004年3月に正式にオープン。約80年ぶりに操業が再開された。
今世紀最初のCampbeltownの蒸留所のモルトはどんな味がするのだろうか、非常に興味深い。
昔の建物をそのまま使用した新しいGlengyle蒸留所。
すべての製造工程はこの建物内で行われる。最初の蒸留所にはモルトキルンもあったらしい。
設備は最新のものが導入されている。
木製のウォッシュバックは新しい。
1ペアのポットスティル。中古品とのことだがピカピカに磨き上げられている。
蒸留作業の真っ最中のウォッシュスティル。
ほぼ同じサイズのスピリットスティル。
古い建物と最新設備の生み出すウィスキーはどんなモルトになるのだろうか。
モルトウィスキーは"Kilkerran"の名で発売される。