Tainの町はずれにあるGlenmorangie蒸留所は当時のBalblair蒸留所の共同経営者、William Mathesonによって1843年に、1738年から続くBreweryを改装して創業された。しかし1700年代にウィスキーの蒸留が行われていたという記録も残っているらしい。
1883年には一度改装されているが生産能力はBalblairの40%ぐらいだったようだ。1913年に現在のオーナー、MacDonald & Muir 社によって買収された。1931〜36年までと第二次大戦中の1941〜44年は休止されている。
Scotlandで一番人気のあるモルトウィスキーでいろいろな種類のオフィシャルボトルが発売されている。また熟成する樽をいろいろ変化させた"Wood Finish"にもいち早く取り組んでいる。
Glenmorangieの中心となる建物。ほとんどの施設がここに集中する。
見学は一年中可能で広いVisitor CentreとShopがある。
モルトキルンのような建物。しかしGlenmorangieは創業以来ピートを炊き込んだモルトを使用していない。
Wash Backはステンレス製が6基ある。
Glenmorangieのシンボルとも言える背の高いポットスティル。創業当時は資金難のため、ジン工場の中古しか買えなかった。しかしこれが非常に特色のあるモルトを造り出した。
右側に見えるのが集中管理用の制御コンソール。
4基のウォッシュスティル群。
スピリットスティル。形状はウォッシュスティルと変わらないように見える。
区別がつかないのでネックの根元に"Wash Still"と刻印されている。これは見学者向け?。
左側がウォッシュスティル群、右側がスピリットスティル群。すべてコンピュータ管理されている。
見学したウェアハウス。中には多くの樽が眠っていた。
有名人の樽。
左が下院議員のCharles Kennedy、中央がDuke of York、アンドリュー王子(チャールズ皇太子の弟)の訪問記念。
右がRebecca Stephensの英国女性で初のエベレスト登頂を記念したもの。
鉄道の通る橋の向こうは海。海からの風はGlenmorangieの味に一役かっているのだろう。
海に沿って建つウェアハウスの建物群。
これが13番目のウェアハウス?。
羊たちが草を食べる向こうにウェアハウスが立ち並ぶ。