Glenord蒸留所は1838年にMuir of Ordの町の北西に創設された。しかしこの地方はそれ以前からウィスキー造りが盛んで法的に登録されたのが1838年ということらしい。いろいろなオーナーを経て1923年にJohn Dewar & Sons社が買収し、同社がBacardi社に売却された後もUD社が所有している。
1878年に一度火事で全焼しているがすぐに建て直された。また、19世紀末にはLondonのみならずシンガポールや南アフリカにモルトウィスキーが輸出されていた。
1961年のサラディンモルティング導入までフロアモルティングが行われていた。現在は隣接するGlenord Maltingsで製麦が行われ、他の蒸留所にも供給されている。1966年に全面改装され、ポットスティルも6基に増設された。
Dewars White Labelのメインモルトに使用されている。オフィシャルボトルは12年が発売されている。
1966年に建設された建物群。その向こうにモルトキルンが見える。古い建物は1878年頃に建てられたものだろう。
Glenordのイメージカラーはグリーンで統一されている。
隣接するGlenord Maltingsの建物。周辺の蒸留所へも大麦モルトを供給している。
古い建物を利用したVisitor Centre。残念ながら5月の土曜日はお休み。
モルトキルンをはじめ古い建物も残っている。モルトバーンは倉庫になっていた。
UD社共通仕様のStill House。窓からは6基のポットスティルが見える。
広いウェアハウス。
ウェアハウスのドアもグリーンに統一されている。
美しい形のパゴダルーフ。
現在は板が打ち付けられ、鳩の進入を防いでいる。
不要なものかもしれないがずっと残してほしいものだ。
ウェアハウス前の広場は休日で人も少なく、野ウサギたちが走り回っていた。