Alnessの町の中心地からRiver Averonにかかる橋を渡り、左に曲がって川沿いにしばらく歩くとTeaninich蒸留所が見えてくる。古くからウィスキーの密造が盛んな地域で1817年に創設となっているがAlfred Barnardの著書によると1800年創設となっている。
1934年にUD社の前身であるScottish Malt Distillersが買収し、現在に至る。
1970年に改装され、古い建物はすべて取り壊されてしまった。現在はUD社の共通仕様である大きなガラス窓のStill Houseが印象に残る。UD社の中でも最大級の生産能力のある蒸留所で生産能力は約600万リットルとなっている。ちなみに19世紀末は約36万リットルの生産量だった。
そのモルトはほとんどブレンド用となっている。Whisky Liqueur "Drambuie"にも使用されている。
広い芝生の広場を持つTeaninich蒸留所。建物はあまり大きくはない。
Cromarty Firthに生息するといわれるPorpoise(ネズミイルカ)がシンボルマークとなっている。
オフィスもすべて改装されていて古い建物は残っていない。
ドアにはTeaninichのDuty Managerの連絡先が貼ってあった。
UD社の共通仕様のStill House。5組10基のポットスティルがある。
唯一残っている古い建物。Managerのお宅?
庭にある桜(かな?)が満開だった。
生産量の割にはコンパクトにまとまっている蒸留所だがウェアハウスらしき建物が見あたらなかった。ClynelishやGlenordで熟成されているのだろうか?。