The Way to the Mainland
6:30頃、目が覚めた。窓の外は既に明るい。窓からは港が見える。小雨が降っているようだ。乗る予定の船はまだ来ていない。
今日は9時のフェリーでMainlandへ向かう。あまりのんびりとはしていられないがちょうどいい時間に起きれた。
7時から朝食をいただく。このGuest Houseの朝食メニューは実に豊富。いろいろあって迷うが、Creamy PorridgeとGrilled Local Kippersをオーダー。Stromness Oatcakes with Orkney Cheeseも食べてみたかったけど・・・
ジュースやフルーツ、ヨーグルトはセルフサービス。定番のプラムやグレープフルーツに加えて生のラズベリーやブルーベリーもある。でもすっぱいんだなこれが。
ヨーグルトは自家製のようでいつも食べているのとずいぶんと違う。
Porridgeは濃厚な生クリームが添えられ、とてもまろやか。いままで食べたものとはちょっと違う。こういう食べ方もいいね。今度自宅でもやってみよう。
そしてここのKippersは最高においしい。ソフトでジューシー。おそらく地元産のニシンを軽く燻製にしているのだと思う。日本でいうと一夜干しみたいなものかな。
これを食べるためにStromnessを訪れてもいいんじゃないかな。絶対にお勧め。
4組程の宿泊客があったのだろうか、8人掛けのテーブルはほぼ満席。みんなおいしい朝食を楽しんでいる。
しかし残念ながら、あまりゆっくりもしていられない。準備をして8:30頃チェックアウト、港に向かう。といっても目の前だけど。
NorthLink Ferriesの船は予想していたよりも大きくてしっかりとした船。ちょっと安心した。
予定よりちょっと遅れて出航。これでOrkneyともお別れ。また来たいな、ニシンを食べに。
初めての船旅 in Scotland
しばらくして外洋に出た。デッキにいると風がきつくて結構寒い。で、揺れる。酔うほどではないけど船に弱い私としてはちょっと不安だ。
しばらくすると左側にMan O'Hoyの巨岩が見えてきた。遠くを見つめる人間のような岩が立っている。これぞ自然の造形美。
撮影も終わったので船の中のPubで一杯。UKは本当にどこにでもPubがある。午前中に飲むビールというのもいい。
Sclabsterへは15分程遅れて到着。1時間30分の船旅は無事終了。港にはCity Linkの黄色いCoachが待っていた。今回の移動はInvernessまで、すべてバスの予定。StromnessのTourist Informationで5日間のPassを購入しておいた。
Wickまでは1時間程。途中の道のりは牧場の中を走っているようだ。のんびりとした時間が流れる。
Wickは古い港町でニシン漁と樽の製造で栄えた町。そしてMainland最北の蒸留所、Pulteneyがある町。
まずは宿を確保しよう。第一候補のバス停近くのWellington Guest Houseを訪ねる。が、今日は満室とのこと。バス停前のNorseman Hotelが空いていたのでここに宿泊決定。珍しくバスタブ付きの部屋だった。
さてと蒸留所に行こう。まずはPulteney蒸留所に行く。近くのHalkirkの町にあったGerston蒸留所の跡地にも行ってみたい。まずはTourist Informationに行って情報収集。Street Mapを購入する。通りの名前がみんな載っているので迷ったときは頼りになる。細かい地名なんかも書いてある。
Pulteney蒸留所は予約がいるのかなと思ったけど特に問題なし。比較的新しいVisiter CentreとShopがある。今となっては少数派の町中の蒸留所。Warehouseが塀を兼ねているようだ。
14時からTourがあるということでそれに申し込む。Shopには2人いたが、どうやら中まで見学するのは私だけのようだ。ストロボを使用しなければ写真撮影もOKとのこと。やったね。
ガイドのTanyaさんは非常にていねいに説明してくれ、わかりますか?と尋ねてくれるが、私の英語力では100%理解できんさー。
Pulteneyのポットスティル、特にウォッシュスティルは独特の形をしている。はっきりいって変な形。設計した人の性格なのだろうか。
見学しながらTanyaさんといろいろと話をする。彼女はOrkney出身とのこと。今日は私もOrkneyから来たんですよ。
そしてマネージャはこの蒸留所に来る前はScapa蒸留所にいたという。
見学の後、ShopでマネージャのSinclair氏とお話。
Scapaは長い間閉鎖中で再開の予定はないみたいだ。
2日後にTainを訪れる予定でBalbleir蒸留所は見学できるのか尋ねると木曜日は大丈夫とのこと。でも町から10km程あるからなぁ。どうやって行こうか。まぁ、バスでもあるだろう。
Old Town Wick
蒸留所を後にして、町を散策する。この辺りはOld Pulteney Townと呼ばれている古くからの町。建物も古いものが並ぶ。
River Wick沿いの道路にWine Shopの看板が出ていた。あまり期待せずに覗いてみよう。名前をBin Endsというこのお店はさすがにScotlandの酒屋らしく、Wineが並ぶ棚の中に隅のほうだけどちゃんとWhiskyのコーナーがあった。一般的なオフィシャルボトルが並ぶ中、棚の一番上にG&MのGlen Mhor 8 years oldが。これはちょっと珍しい。早速購入。30ポンドはお値打ち価格?。
しかし早くもレギュラーサイズのボトルを買ってしまった・・・
一度ホテルまで戻りHalkirkへ行こうと思ったが、バスが出た直後。次のバスまで1時間はあり、帰りのバスも遅くなる。残念だけど行くのはやめよう。Wickの町もいろいろ見てみたいし。
とりあえず、Pubに行こう。High Street周辺には何件かある。
広そうなFree Houseを発見。中に入ると明るい雰囲気。チェーン店系みたいだけどビールがが全体的に安い。Foodも充実しているし、あまりレストランが見当たらなかったからここで夕食も食べようかな。
High Streetの端の方にあるPubは週末、カラオケをやっているらしい。日本の文化が世界に浸透している?。
北の終着駅、Wick Station。19世紀は主役だった鉄道も今では自動車に取って代わられている。Wickには1日3本の列車が発着するだけ。駅も閑散としている。
何本もホームはあるが使われている線路は1本のみのようだ。
夜は昼間に来たAlexander BainでPub Foodの定番、Fish & ChipsとBeerを2杯。これだけでもけっこうなボリューム。
カウンターにいた客と2〜3言話すがなかなか突っ込んだ話はまだできないな。もうちょっと英語をがんばるべし。