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Photo:
Dalmore Distillery: Teaninich Distillery

Scottish Weather

Scottish Breakfast今日も天気はいい。が、天気予報は相変わらず時々曇りと小雨。Scotlandの天気予報って意味ないような気がしてきた。だって日に晴れと雨が6回ぐらい変わればどちらの準備もしていくぞ。

朝食はいつものようにScottish Breakfast。大きいホテルだから宿泊客も他に2組ほど。やっぱりインターネットって使ってる人は使ってるんや。

今日はAlnessへ向かう。その途中の町、DelnyにPollo蒸留所があったのだけれど、何かそれらしい建物が残っているだろうか。農場はまだ、残っているらしいのだけれど、バス路線沿いにあるので窓から見えるだろうか。

というわけで早めに出発しよう。9:34のCoachに乗ろうとバス停で待っていた。ところがやって来たバスは昨日までと違って青色。一瞬びっくりしたがこれで間違いはない。ここはCity LinkとRapsonの共同運航で両方の車両が使用されているようだ。

海沿いを走るバスからの風景はまた格別。満開の菜の花が牧場の緑をさらに美しくしている。
途中、Delnyの町を通るが蒸留所のあった位置にはめぼしい建物は残っていなかった。戻ってくるまでもないか。

Dalmore DIstilleryInvergordonには巨大なグレーンウィスキー工場があるがこれもパス。写真撮っても蒸留所のような感じがしないし、あまりにもでかすぎる。
そして、しばらくすると海側にパゴダが見えてきた。Dalmore蒸留所だ。そろそろAlnessに到着する。

Commercial HotelTainから30分程でAlnessに到着した。まずは宿を探さなければならない。しかし、この町の宿の情報が他よりも少なかった。例によってSTBのサイトから3件程のB&Bを検索してたんだけど、おそらく一杯だろう。幸いに、バス停から見えるところにCommercial Hotelというホテルがある。まずここを尋ねよう。でも、ホテルの入り口らしきものがない。あるのはPubとLoungeへの入り口だけ。とりあえず、Pubに入ろう。中はおばちゃんが準備の真っ最中で掃除をしていた。宿泊したいことを伝えると、手続きをしてくれた。ここって完全にInnじゃないの?。まぁ、どっちでもええけど。
これで宿は確保できた。シングルで35ポンドはちょっと高いかな。例によって部屋は2階。結構上るのが大変だ。

Teaninich Distilleryさてと、蒸留所へ行こう。
町の西側を流れるRiver Averonに沿ってちょっと下るとTeaninich蒸留所がある。ここは見学者の受け入れはしていない。例によってUD系の共通仕様のスティルハウス。あまり古い建物はない。というかウェアハウスらしき建物がない。

River Averonそしてもう少し川沿いに歩いて、海沿いの国道まで出てDalmore蒸留所へ向かう。この道路(A9)が結構大きい道路でトラックがばんばん通る。歩道はあるけど人がほとんど歩かないのだろう。草がぼうぼうで歩きにくい。

Dalmore DIstilleryなんとかDalmore蒸留所に到着。ここは見学させてもらえると思うけど予約はいるんだろうか。とりあえずレセプションを訪ねよう。結構わかりにくい位置にあった。中に入ろうと思ったら、誰もいない。所員が1時にならないと帰ってこないと教えてくれた。今(12:30頃)はお昼休みの真っ最中だ。

時間まで蒸留所の写真を撮っていると雨が降ってきた。でも、これぐらいの雨はもう慣れてきた。風の向きを見て陰になる建物を探せばそんなに濡れないのだ。

Dalmore DIstillery1時になってレセプションを訪ねると、マネージャのSinclair氏が出迎えてくれた。特に予約は必要ないようだ。マネージャが直々に案内してくれる。写真撮影もOK。

Pot StillDalmoreのポットスティルも非常に興味深い。同じ形をした大小2セットずつのスティルがある。再留釜はウォータージャケットつきの独特なもの。

Ware Houseウェアハウスも広大で同系列のInvergordon蒸留所のグレーンもあった。Allt-a-Bhainne蒸留所の樽もあった。Whyte & Mackayのブレンド用に確保しているとのこと。一樽いくらかで預かって、熟成をしているそうだ。

Mr. Drew Sinclair見学が終わった後、Guest Roomに案内され、試飲タイム。ここはたっぷりと試飲させてくれる。グラスが空くと注いでくれるから。

Dalmoreを飲みながらSinclair氏といろいろと話す。氏は30年以上もDalmore蒸留所で働いている。そして彼の父と兄もDalmore蒸留所で働いていたそうだ。だから当然ながらDalmoreの、そして北ハイランドのウィスキーに誇りを持っている。Speysideは香りが弱い、Islayはフレーバーが強すぎるというのをゼスチャーを交えて説明してくれる。私も北ハイランドが一番好きかな。最近はClynelishを中心に飲んでるからなぁ。

飲みながら話は進み、ウィスキーの歴史やスランジバーの語源、Scotlandの酒税は高すぎる、いや日本も高いなどなど単に酔っ払い同士の会話かな。こうしてみると私の英語もまずまず?いや、まだまだだね。

Sinclair氏から日本のウィスキーは飲まないのかと尋ねられた。ニッカはかなりいいと言うと、ニッカは知らない。サントリーのウィスキーは香りを嗅いだことがあるがなかなかいいものだったとのこと。
これはちょっと意外だった。ScotlandではNikkaのほうが知名度が高いと思ってたけどそうではないらしい。

Dalmoreはそれほど有名ではないと思っていたけど、かなり日本人が訪れるらしい。その多くはバーテンダーや関係者。私もBarmanかと聞かれることが多かった。某食料品店(Dalmoreの正規輸入元)の団体さんのサインがゲストブックに並んでいた。でもあまり大勢で訪問するのは迷惑やと思うぞ。

Sinclair氏は日本のバーテンダーはウィスキーについてよく知っていると感心しておられた。我々よりもよく知っているとは氏のお言葉。特に訪れる前にしっかりと予習をして、それをノートにびっしり書いて確認しながら見学するらしい。わたしゃそこまではでけん。というよりもあなた方、酒飲むことを楽しんでますぅー?

1時間程、宴(?)は続き、次の見学者が来た時にお開きとなった。Sinclair氏はあの調子で説明できるのかな?。結構赤い顔してたけど。おっと人のことは言えん。私も結構飲んでいる。

Whisky Town ならではのガーデニング酔い覚ましがてら、ぶらぶら町へ向かって歩いていると前から北に向かうCity LinkのCoachがやって来た。運転手さんはWickからBrora、そしてTainまでの人だった。どうやら覚えてくれていたみたいで手を振ったら気づいてくれた。

隣の町、EvantonにはGlenskiachという蒸留所があった。今日はそこに行こうとも思ってたけどDalmore蒸留所で思わず時間を費やしてしまった。まぁ、たくさん飲んでるし、今日はやめておこう。

PubAlnessにもPubが少ない。もう一軒のホテル(Station Hotel)と泊まっているホテルぐらいかな。レストランも少ない。とりあえずCommercial HotelのPubに行く。中は地元の人でにぎわっていた。

レストランがほとんど見あたらず、さらに泊まっているホテルは夕食は完全予約制。まいったね、こりゃ。
バス停近くにTake Awayがあったので今日はここですますことに。バーガー&チップスと言うのをオーダー。てっきりハンバーガーが出てくるのかと思いきや、ハンバーグを揚げたような食べ物。Scotland風メンチカツ?。