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The Longest Day

JL421便は15分遅れで到着。乗客はエコノミーで6割といったところ。日本人は少ない。パッケージツアーらしき乗客はほとんどなし。これもテロの影響か。

さて、ここからは私にとって初体験の日本語が通じない世界。まずは第一関門の入国審査から。パスポートと帰りのチケットを提出し、係官からの質問を待っていた。 よく聞かれる質問は予習済みだ。
「Kenko?」
「・・・(予想外の質問に、頭の中がパニック状態)」
「Kenko? ケァンコー? Sightseeing?」
おいっ、日本語かい!。日本語で質問されるなんて聞いてないぞ。
「いえす」
「イッシュウカン?、トーカ?」
「い、いえす、てんでいず」
「OK」
どのガイドブックを見ても、質問は"What is the purpose of your visit?"とか"How long are you going to stay?"とされる、と書いてある。旅というのはガイド通りにはいかない。でも、こういうことがあるから面白い。
以上、厳しいと言われる英国の入国審査でした。

荷物を受け取ってその後、人の流れについていって出口まで来てしまった。いつのまに税関を通ったのだろうか。まぁ、申告するものはないし、いいか。

一息つく間もなく、Terminal 1へ向かう。17:45のAberdeen便まであまり時間が無い。ターミナル移動バスがあるはずだが乗り場がよくわからない。 確かガイドブックには地下鉄などの鉄道駅までは徒歩で10分はかかると書いてあったことを思い出した。 駅は中央部にあったな。じゃあ、Terminal 1までは歩いて20分ぐらい?。よし歩こう。
地下道はムービングウォークがあったので意外と早く到着。British Airwaysのカウンターへ行き、チェックインをする。 しかし係員の言葉が全くといって良いほど聞き取れない。これはこれから苦労するやろうなぁ。ちょっと不安になってきた。
搭乗ゲートでは既に搭乗が始まっていた。ゲートから駐機場までバスで移動(これがまた長い)。何とか席までたどりついた。いやいや、一安心。

17:45、BA1316便は予定通りHeathrow Airportを離陸、Aberdeenへ向かった。木曜の夕方ということで乗客はビジネスマンらしいネクタイスタイルが多い。 離陸後、しばらくして機内食が配られた。メニューはローストチキン。小さめのクロワッサンとデザートのタルトもあり、飲み物はウィスキー、ワイン、ビール、ソフトドリンク何でもありという、うれしいサービス。 日本の国内線では飲み物ぐらいしかでないのでこれには驚いた。さすがBritish Airways、太っ腹やねぇ。

19時を回った頃、飛行機はAberdeen Airportに到着。Scotlandへの第一歩を記す。思ったほど寒くない。タクシーでホテルへ。 今宵の宿は空港に近いDyce駅近くのSkean Dhu Dyce Hotel。フロントではまたまた英語で悪戦苦闘。ほんまにこの旅はだいじょうぶやろか・・・。

チェックインが終わり、今日の予定は終了。ホテル内のパブで何か飲もう。
"A pint of bitter please"
これは通じた。あ〜よかった、これで少なくとも酒だけは飲める。
パイントグラスに注がれたBitterをチビチビ飲り(これが英国風)、イギリスへ来た実感が湧いてきた。 何とかScotlandまでたどりついた。それにしても長い一日だった。ようやく一日目が終わる。