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Photo: Aberdeen
Linkwood_Distillery

旅の終わりに

街外れのPubScotland の蒸留所巡りも最後の日となった。
朝食後、Linkwoodに向かう。この蒸留所も駅から1.5kmぐらいある。朝の散歩としてはちょうどよい。駅から5分程歩くと町並みは途切れ、農場地が広がる。こんな中にもぽつんと一つパブがある。本当にどこにでもあるな。Scotlandはどこへ行ってもパブとB&Bはあるのだろう。

Linkwood Farm古い建物のあるLinkwood Farmと向かい合って、Linkwood Distilleryは建っている。入り口付近のパゴダなどの建物は古いものだが、スティルハウスは近年新築されたものだろう。ガラス張りの中に4基のポットスティルが見える。

Linkwood Distilleryオフィスにいた人に写真を撮りたいことを告げ、撮影開始。スティルハウスにカメラを向けると中で誰かが手を振っている。あれ、ポーズをとってくれてるのかな、と思いきやここは撮ってはだめということらしい。謝るしぐさをしながらきっちりシャッターは切ったが。

列車は走る、思い出を乗せて

さて、蒸留所巡りはこれにて終了。11:29の列車でAberdeenに向かう。3分程遅れて到着。Aberdeenまでは1時間半ほどの列車の旅。Linkwoodのパゴダがだんだん小さくなり、見えなくなった。Elginの町ともお別れだ。

Glentauchers Distilery先日撮り逃したGlentauchersは列車から見えるはずなのでカメラを準備する。でも窓が随分と汚れている。ちゃんと掃除せーよなぁ。まぁ、窓がきれいだったにしても良い結果ではなかっただろう。やはり動く乗り物からはなかなか満足いく写真は撮れない。

Keith駅周辺はAberdeen側だけでなくElgin側もChivas Brothers社の樽集積場となっていた。ウェアハウスもある。KeithはChivas Brothers社の本拠地だ。
列車はHuntlyを過ぎ、ぼんやりと車窓を眺めていたら、何やら工場らしきものが・・・。見慣れたTeachersのロゴが目に入った。あれっ、あっ、Ardmore。こんな線路沿いにあったとは知らなかった。往路は反対側に座っていたので気づかなかった。なんという調査不足。

Scotlandの伝統

Aberdeen Station Dyceを過ぎ、Aberdeenが近づくと建物が多くなってきた。歴史を感じさせる美しいものだ。Aberdeen駅はいかにもヨーロッパの鉄道の駅といった感じだ。こちらには改札というものがない。すべて車内検札だ。

Aberdeenの宿は駅近くのHighland Hotel。ちょっと広めのシングルルームが60ポンドと都市部のホテルは少し値段が上がる。まぁ、しょうがないところか。

ランチを食べたPub町歩きの前に腹ごしらえ。近くのパブで食事を取る。Fish & Chipsが売り切れということなのでGrilled Chikenをオーダー。付け合わせにはチップスとサラダを選んだ。
インド風のスパイスを使ったチキンはなかなかうまいが例によって塩味は全くなし。そのかわり、テーブルの上には調味料が勢揃い。塩、こしょうを始め、モルトビネガー、小袋に入ったケチャップ、タルタルソース、ドレッシングなどなど。お昼としてはちょっと多いかな、という量だった。これで2.99ポンド(約560円)とは安い。Bitterと合せて5ポンド弱でお腹はとても満足。
日のあたるテーブル席に老夫婦が仲良く座ってFish & ChipsとBitterの昼食をとっている姿がとても印象に残った。

Bon Accordの名が残る通り AberdeenはScotlandで3番目に大きい都市ということもあって車の量も人通りも多い。ダブルデッカーも走っている。しかし建物は古いものが多く残っている。
Aberdeenにも蒸留所はあった。しかし都市部の蒸留所がどういう運命を辿ったかはLowlandを見れば明らかだ。今では通りの名などにその名が残っている程度である。

イギリス料理ってヤツは・・・

夕食を食べようと、ホテル近くのパブに入った。奥の方にレストランがある。しかしこれは今までと違っておしゃれな雰囲気の店。男一人ではちょっと浮くかな。まぁええわ。

メニューを見ているとよくわからんのが並んでいる。とりあえず無難なものと思ったが、ようわからん。
結局注文したのはStarterにSouth East Asian Nudle Soup With Heab and Coconut、MainにFilled Sea Bass With Soy and Vesitable and Asian Nudle。

まず出てきたものはSouth East Asian Nudle Soup。トムヤンクンのようなスープに細目のタリアッテレが入っている。これがAsian Nudle?。これをお箸で食べる。香菜と、かにの身が入っていた。そうか、これはモダンブリティッシュっちゅうやつか。
続いて出てきたのは茹でたちんげんさいの上にさきほどのAsian Nudle(タリアッテレの細いやつ)の全く味がついていないものがのっていて、その上に25cmくらいの蒸したスズキが丸一匹(頭とワタは取ってあったが)、のっていた・・・。

イギリス料理ってヤツは・・・。