Special Breakfast
今日もあまり天気はよくない。とりあえず雨は降っていないが天気予報はあまりよくない。15時ぐらいから本降りになるようだ。そして気温が上がらないらしい。まぁ、Scotlandの天気予報なんてあてにならないけど。
今日の朝食は前日にお願いしているPorridgeとKippers。Scotlandに来たら一度は食べたい朝食だ。クリーミーなポリッジはモルトウィスキー入りのヘザーから出来たハチミツをかけて食べる。家でも毎週末に作るけどこれほどうまくはいかない。作り方を聞くと最初から牛乳を使って作るといいとのこと。帰ったらやってみよう。
そしてScotlandの国民的朝食、キッパーズ。Fraserburghという町のキッパーズを使用しているらしい。多くのB&Bは二匹分出てくるけどこちらは1匹分にポーチドエッグが2つ。これぐらいの量がちょうどいい。
New Distillery, Old Distillery
今日はGrantown on Speyに近い蒸留所を訪れる予定。
9:38のElgin行のバスでTormoreへ。お客さんは3人。行き先を告げると"蒸留所かい?"と運転手さんが聞いてくる。バスの運転手はフレンドリーで親切な人が多い。
20分程で蒸留所前に到着。バスを降りるとさっそく雨が降ってきた。そして予報通り寒い。
Tormore蒸留所は1960年に操業を開始した、20世紀に入ってSpeysideに初めて建設された蒸留所で建物は近代的な雰囲気がある。
写真を撮り終え、地図を頼りにCragganmore蒸留所まで歩く。幹線道路なので交通量が多い。
しばらく歩いて脇道に入った。この道を行けば近道のはず。10分程歩いても何も見えない。何か見えていいはずだけど・・・よく見ると煙突の先のような物が見える。ホッとして足取りも軽くなる。Cragganmore蒸留所はRiver Spey沿いに隠れるように建っていた。いかにも秘密の蒸留所のようだ。
Cragganmore蒸留所は1869年創業の歴史ある蒸留所。Strath Spey Railwayの側に建設され、専用の引込線もあった。Alfred Barnardの著書によると建設当時はこの周辺に200位の非合法の蒸留所があったらしい。
写真を撮り始めてからしばらくすると天気も回復してきた。
写真を撮り終え、River Spey沿いの遊歩道、Speyside Wayを歩く。
River Speyを渡る古い鉄道橋もそのまま残されて歩道橋になっていた。
この辺りの川の水は完全にウィスキー色をしている。
20分程歩いて近くでRiver Speyに合流するRiver Avonに掛かる古い橋を渡る。
古い橋の横にはBallindalloch Castleの裏門があった。
River Avonの上流には、GlenlivetやTomintoulなどの蒸留所がある。時間があれば行けたんだけどなぁ。
しばらく歩いてDelnashaugh Hotelに着く。帰りのバスはこの前から出る。Ballindalloch Castleまで行こうかと思ったけど結構寒いのでやめ。ここのPubで体を温めよう。
まずはエールから。さすがにリアルエールはなく、ベルベットを1Pint。そして先程訪れたCragganmore蒸留所のモルトウィスキーを1杯。
バスの時間までもう少し時間があったので、この近くにあったと言われているDelnashaughという蒸留所の跡地へ行ってみたがそこは牧場だった。おそらく農場の中にあったのだろう。
ホテルの前で待っているとGrantown on Speyへのバスが時間より少し早くやってきた。行きと同じ運転手だった。お客さんも1人同じ方がいた。
町に戻り、宿でちょっとティータイム。それから町を散策する。ウィスキーショップがあった入ってみるとなかなかの品揃え。場所柄Speysideのウィスキーが充実している。
おみやげ用にミニチュア何種類かとウィスキーファッジを購入。
散策途中に出会ったヒースの花。
その後昨日夕食を取ったBen Mhor HotelのBarでエールを飲む。
奈良人、鹿を食す
夕食は迷ったあげく、Ravenscourt House Hotelで食べる。
メニューにハギスがあったので食べてみたいけど量が多すぎるのは困る。とりあえず、尋ねてみるとStarterにはちょうどいい量とのこと。でもそれって現地の人にとってちょうどいいと言うことでしょ・・・まぁいいや、頼もう。
と言うことでスターターにHaggis laced with Malt Whisky toped with cream served with oatkakesをオーダー。
ハギス、ターニップとポテトの三段重ね。これはおもしろい。サイズがスターターにちょうどいいし、美味しい。ソースがいい感じ。
メインにはScottish Venison red currant sauce。
前にも一度食べたけど鹿肉はちょっと固い、そして肉にあまり味がない。だからフルーツソースと相性いいみたい。
食事をしていると大粒の雨が降ってきた。止むまでのんびりと食べよう。
食後はやっぱりモルトウィスキー。メニューに今回訪れることが出来なかったBalmenach蒸留所、Gordon & MacPhailのConnoisseurs Choiceがあったので1杯。
これ飲んでるうちに雨止むかなぁ・・・。まぁ止まへんかったらもう1杯飲むだけやけど。