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Down By The River

朝起きて外を見ると、とてもいい天気。こんな朝はこの旅で初めて。天気予報も晴れで17度ぐらいになると言っている。まぁ、Scotlandの天気予報なんてあてにならないけど。

Scottish Breakfast 今日の朝食はスタンダードなScottish Breakfast。ブラックプティング食べるとスコットランドに来ていることを実感する。そして平べったいソーセージ、Lorne Sausageも西ハイランドの古い地名、Lorneが付けられたその地域がオリジナルなスコットランド独特の食べ物。

フルーツの中にすもものような果物があったので食べてみる。甘酸っぱくておいしい。聞けばネクタリンとのこと。日本のネクタリンよりも酸味が強い。

今日はAberlourへの移動日。チェックアウトして昨日と同じ9:38のElginまで行くバスでAberlourへ。運転手さんは昨日と同じ人。
"今日はどこまで?"
"Aberlour"
"またウィスキーかい?"
"Yes!"
スコットランドのバス運転手さんは本当にフレンドリー。旅を楽しくしてくれる。

Charlestown of Aberlour

30分程でAberlourへ到着。Town Centreの周辺にはホテルやパブ、ショップが集まっている。とりあえず宿を探そう。Town Centreからは5分程歩いて到着。降りたバス停よりもう一つ東側のバス停が目の前にある絶好のロケーション。

Aberlour Distillery Aberlour蒸留所のツアーは14:00からのを日本からインターネットで予約した。それまで3時間程ある。ちょっとショップに寄った後、周辺の蒸留所に行こう。

まずは2km程南にあるGlenallachie蒸留所を目指す。川と反対方向へ向かうということは・・・やっぱり登り坂か。

Glenallachie Distillery 結構しんどかったけど20分ぐらいで到着。

Glenallachie Distillery 新しい蒸留所だけど建物は考慮されていて美しい。

そこから約2.5km南へBen Rinnes蒸留所へ。途中、下り坂から谷を渡り、またまた登り坂。

Benrinnes Distillery 30分位歩いてでようやく到着。

Benrinnes Distillery Ben Rinnes蒸留所は1834年創業の歴史ある蒸留所。でも1950年代半ばの改築で味気ない工場みたいになってしまった。

Benrinnes Distillery 古い建物も少しは残っているけど・・・

帰りはGlen AllachieからLour Burnという小川沿いの遊歩道を歩く。これがまた坂道ばかりで歩きにくい。

途中牧場の中を通ってようやくLinn Fallsと呼ばれる滝に到着。

遊歩道を通ってようやく蒸留所の横へ出てきた。14:00までは15分ぐらいある。とても喉が渇いたのでAberlour HotelのPubへ行って大急ぎでTennnessのラガー、半パイントを流し込む。

Aberlour Distillery 14時ちょうどぐらいにAberlour蒸留所のショップを訪れるとツアー参加者が集まってきていた。予約せずとも当日でも問題ないみたい。Aberlour蒸留所のツアーは7.5ポンドとちょっと高めだけど2時間のコースで6種類のウィスキーテイスティングが楽しめる。やっぱり蒸留所で飲むのって美味しいからね。

Aberlour Distillery 15人程のグループで出発。まずはプレゼンテーションルームでビデオや説明を聞く。ガイドの方はなかなか話がうまい。山崎蒸留所のスタッフ顔負けだ。

製造工程ではウォートなどのテイスティングもあり本当に山崎蒸留所と似ている。EUの規定が厳しくなかった昨年までならば写真も撮れたのだろうが。

Aberlour Distillery ウェアハウスの一角に試飲コーナーが設けられている。ニューポット、市販品の10年、16年、A'bunadhと蒸留所限定のシェリーカスクとバーボンカスク。
ウェアハウスの独特の香りと樽を眺めながら6種類のモルトを楽しめるのは幸せな時間。
蒸留所限定のモルトウィスキーは購入可能。試飲スペースにある樽から自分で瓶詰めする。

Aberlour Distillery これ買わんかったらここまで来た意味がない。
ガイドの方に"どっち買う?"と尋ねられた。
"両方!"と即答したのは言うまでもない。

楽しい時間はあっという間に過ぎて蒸留所を後にした。建物の影が随分と長くなっている。

荷物を宿に置いて、川沿いを散策。釣りの名所らしく川の中に立つ釣り人。

釣れた瞬間を待ったけど・・・

Speyside Way沿いにあるVisiter Centourは廃線になった鉄道の駅舎を使っている。と言うかSpeyside Wayが廃線を整備して造られた遊歩道やから当然か。

メインストリートから少し川の方向に入った所にある"The Mash Tun"。Aberlourで有名なPub。

まずはエール。Cairngorn BreweryのTrade Winds。

バックバーにはGlenfarclasのビンテージシリーズが全種類ぐらい並んでいた。自分の生まれ年は高すぎて買えなかったんやなぁ〜。

夕食はAberlour Hotelのカジュアルダイニングで本日のスープとハドックのフライ。

スープにはスコーンみたいなパンが付いていた。

ハドックはBeer Butterというのを使っているとのこと。ちょっと多いけどええ感じの味とボリューム。

食後にAberlourでも飲もうかなとも思ったけど今日はよく歩いたので宿に帰って寝よう。