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世界の平和のため?

ようやく暑さも落ち着いた快晴の秋の日、私は4回目のScotlandへ旅立った。

仕事も目途がつき、休みの計画を立てようかなとしていた7月初めだった。
2005年7月6日、いつものようにBarでWhiskyを飲み、気分よく帰宅した私を待っていたのは1本のニュース映像だった。ダブルデッカーの2階部分が完全に吹き飛んでいる。すごい威力の爆発だ。New Yorkの次はLondonか。となると東京が狙われる可能性もある。テロの攻撃に対して安全な場所はないのかもしれない。

民族の信念や宗教上の問題とかいろいろあるだろうけどそんなんは知らん。ただ一ついえることはむやみに生命を奪う行為は絶対に間違っている。野生動物は生きるため、食べるために他の動物の命を奪う。これは許される。しかし無意味に傷つけることはない。地球上で一番の知能を持った人間は野生動物以下なのか。人間には高度なコミュニケーション能力が備わっているはずなのに。

その点、酔っ払いというのは人種や言葉の壁を簡単に打ち破る。神が与えてくれた人間の能力かもしれない。そして地球上に存在する酒は神から授かった平和を導くためのものなのかもしれない。だとしたら、酔っぱらい同士のコミュニケーションは世界平和をもたらす・・・わけないか。

さて、今回はどんな人と酒と出会うのだろうか。一酒一会の旅は続く。