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Photo: Deanston Distillery

Scotch Weatherの洗礼

朝から天気が悪い。雨が降っている。昼頃から上がりそうな予報だがどうなることやら・・・

朝食時に宿のマダムと話をする。私がウィスキーが好きで蒸留所を訪ね歩いていることを話すと、息子さんを紹介してくれた。といっても本人がいるわけでなく、EdinburghのSMWSで働いているとの事。

今日はStirling周辺の蒸留所へ行くつもりだが早く雨が上がってほしいところだ。

Over the Rainbow10:05のバスでDeanstonへ向かう。この路線は1時間に1本バスがあるので便利だ。バスの中から虹が見えたので期待したのだが、町へ着いたときにはひどくなっていた。しばらくバス停で雨を避けたあと、蒸留所へ向かう。

Main Street of DeanstonDeanstonはRiver Teith沿いの敷地にあった繊維工場の従業員のための町ですべての従業員はDeanstonかDouneに住んでいた。その工場跡に建てられたのがDeanston蒸留所だ。蒸留所の従業員もDeanstonに住んでいるのだろうか。

Deanston DistilleryDeanston蒸留所は1965年に建てられた、比較的新しい蒸留所。ここは見学者を受け入れていないので写真だけ。工場のような建物なのであまりおもしろくない。

Bridge of Teithその後、River Teithに沿って歩いてDouneへ向かう。River Teithにかかる古い橋(Bridge of Teith)を渡り、少し歩くと町が見えてきた。

古い城下町

Douneの町DouneはDeanstonよりは大きな町だがPubと教会以外に目に付く建物はない。Douneは古くからの町でDoune Castleのある場所には古くから要塞があったという。城が建てられたときには既に町が存在したらしい。

Doune Castle次のバスまで時間があるので町外れの城へ行ってみよう。Pubがまだ開いていないので時間つぶしには困る。

Doune Castleは14世紀末にDuke of Albany、Robert Stewartのために建てられた。彼は当時の国王、Robert3世の弟でScotland最初の公爵位を与えられた。

Doune CastleRobert3世の死後、1406年に摂政に就任したRobertは1420年に死去するまで最高権力者として実権を握っていた。

城は現在、Histric Scotlandの管理となっている。1975年に公開された英国で有名なTVシリーズ、"Monty Python"の劇場公開版"Monty Python and the Holy Grail".のロケ地としても有名。

見たくはなかった、蒸留所の解体現場

Rosebank DistilleryDouneからStrlingへ戻り、Edinburgh方面のバスに乗ってFalkirkへ向かう。窓から高い煙突が見えてきた。おそらくRosebank Distilleryだろうが無残にも取り壊しが始まっている。次のバス停で降りて来た道を戻る。

Rosebank Distillery写真でよく見た道路に面していたウォームタブも取り外され、壁にはStill Houseからの管だけが残っている。ポットスティルは残ってるのだろうか。工事現場の人に言って敷地内には入ったが建物の中には入れなかった。

Past and Future

FalkirkのメインストリートFalkirkの中心部に戻ってPubで休憩。とりあえず、Willliam Wallaceが敗れた戦場跡に行きたいが正確な場所がわからない。とりあえずTourist Informationへ行こう。FalkirkのStreet Mapを買って、スタッフに戦場跡を聞く。現在は公園になっていて記念碑もあるとのこと。さらに慰霊碑がある教会も教えてもらった。

Falkirk Old Parish Church"Falkirk Old Parish Church"はメインストリートの南にあるショッピングストリートに面してあった。大きなショッピングセンターもある、新しい場所だ。少し路地を入ると感じのいいPubもある。古さと新しさがバランスよく同居している町だ。

Commemoration of the Battle of Falkirkそこから1km程歩いてVictory Parkへ行く。あまり訪れる人もないようだ。記念碑が立っていて背後にはグラウンドがあった。

Tollbooth TavernBus Stationへ戻り、入り口まで来ると乗ろうとしていたバスが出ていった。まぁいい。30分後には次のバスがある。となるとすることはただ一つ。先ほどのPubまで戻りAleを一杯。

女王陛下の町

LinlithgowのメインストリートLinlithgow行きのバスは定刻どおりにやって来た。StirlingからEdinburghへの路線は主要路線なのかあまり遅れないようだ。
Linlithgowへは約20分。メインストリート沿いに広がる町だ。Edinburghに近いので住宅も多い。メインストリート沿いにはなかなかよさそうなPubも並ぶ。さてとまずはSt.Magdaleneを探そう。

St. Magdalene Distillery駅東側の高架をくぐったところの住宅地にそれはあった。Kilnとそれに続くMalt Burnだったと思われる建物はアパートに改造されている。2連のモルトキルンも同じだ。屋根に空いている窓がなかなかいい雰囲気だ。せっかくの歴史的建物なんだから、そのまま残せないまでもこのような形で残してほしいものだ。Rosebankの無残な姿を見た後では尚更そう思う。

Linlithgowのメインストリート駅近くの"PratformNo.3"というPubで休憩。Real Aleがあるのでオーダーする。ScotlandにはCask Aleの協会みたいなのがあって、ここはそのメンバーだ。パンフレットを見るとLinlithgowにもう1件"Four Mary's"というPubがある。時間があれば行ってみようか。LinlithgowといえばQueen of Mary生誕の地、Linlithgow Palaceが有名だ。ちょっと歩けば行けるんだけどPubも気になる。

Four Mary'sTourist Informationへ行こうとメインストリートをバス停の方向に歩く。バス停の目の前になかなかよさそうなPubがあった。その店が"Four Mary's"だった。じゃ、ここで飲んで帰るとしよう。Linlithgow Palaceはまた次回と言うことで。

カウンターに並ぶAleのポンプこのPubには10個ほどのReal Aleのポンプがある。どれにしようか迷ってしまうがとりあえずは珍しそうなラベルを選ぶ。産地を聞くとEnglandだとのこと。

カウンターに座っていた客を交えてスタッフと少し話しをする。話題の中心はやはりビール。彼は日本に行ったことはないが日本のビールを飲んだことがあるらしい。アサヒとサッポロを知っていた。サッポロはおいしいけどアサヒはちょっと・・・との話だった。私の好みといっしょだ。

その後、違う種類のAleをもう1Pint注文し、窓側の席に座って楽しむ。バス停がよく見えるので乗り遅れる心配はなさそうだ。

Pub is Great!

No.2 Baker StreetStirlingへ戻り、またまた"No.2 Baker Street"へ。毎日このPubへは毎日来ているけどReal Aleの銘柄が入れ替わるので同じものにはならない。いろんな種類が楽しめるんだけど次の日飲もうと思っていたら、なくなっていたという場合もある。

Chiken Tikka Masaraちょっとお腹も空いたのでここでDinnerとしよう。今日はPub Foodの定番、カレーにしよう。"Chiken Tikka Masara"は要するにチキンカレー。サフランライスと共に運ばれてきた。なかなかおいしい。値段もお手頃だし、夕食に迷ったときはPubを使おうか。