The Way to Perth
とりあえず雨は降っていないようだけど曇り空の朝だ。出発前にいろいろとスケジューリングしたけど、今日はPerthへ行ってCrieffにあるGlenturret Distilleryに行くのが一番いい。この地域に限ったことではないが、Scotlandは土日のバスが激減する。うまくスケジュールを組まないと効率よく回れない。
一日の元気の源は朝ごはん。というわけで本場のScottish Breakfastを食べる。ビュッフェ形式だがフルーツ、シリアルからメインのソーセージやブラックプティングまでちゃんとある。朝食にブラックプティングを食べるとScotlandへ来たという実感が湧く。しっかりと食べて出発しよう。
Perthまでは久しぶりに鉄道を使ってみようと思い、Waveley Stationへ行った。とりあえず入り口を見つけたけど大きな駅なので改札がある。チケットを持っていないと入れない。チケット売り場を聞くと小さな券売機が2台あるだけだ。他の場所にもあるのだろうけど。結局混んでいたので買うことができずに9:40のPerth行きは発車してしまった。(ちなみにこちらの券売機はお札が使えない。クレジットカードかコインだけだ。)
まぁ、しょうがない。いつものCity Linkで行こう。駅を出ると小雨が降っていた。といっても傘をさすほどの雨でもない。いきなりScottich Weatherの歓迎だ。早くも昨年買ったAquascutumのSpring Trenchが役に立つ。
Scotlandは鉄道とバスのステーションは離れていることが多い。小雨の中、5分程歩いてSt. Andrew Squareのバスステーションに着いた。
10:30のInverness行きCity Link Coachのチケットを買う。バスの方がチケット売り場と乗り場がわかりやすい。Coachは定刻どおりに出発。土曜日ということもあり、Edinburghの市街は賑わっているがしばらくするとScotlandらしい牧草地が広がる。そして有名なForth Bridgeが見えてきた。バスは別の橋を通るのでバスからのほうが眺めがいい。
High Wayを通り、1時間ちょっとでPerthに到着。ここは各方面からのバスの乗り換え地になっていて数台の黄色いバスが止まっていた。
予約したWoodlea Hotelはバスステーションから5分ぐらい歩いた、比較的分かりやすい所にあった。
休む間もなく、Crieffに向かう。12:15のバスを逃すと次は1時間後になってしまう。バス停は先ほどのバスステーションより少し南の鉄道駅前にある。
Crieffまではバスで約45分。そして目的地のGlenturretまではそこから2km程北西に行ったところだ。2kmぐらいは何とかなるがUpdownのある道のりは結構大変だ。加えて今回からカメラを1台追加したので荷物が重い。
歴史ある蒸留所なのに
30分ぐらい歩いたあたりで蒸留所が見えてきた。Receptionで受付を済ます。14:00からのガイドツアーがあるのでそれに参加する。ツアー代が6.75ポンドと結構高い。内部の撮影もだめとのこと。
元々小さい蒸留所なので製造工程の見学はあっという間に終了。その後、試飲用のカウンターのある部屋でFamous Grouse 12年 の試飲とおそらくコマーシャル用だと思うがビデオが放映される。そして次はキルンを改造したような専用の部屋でAVテクノロジーを駆使した、雷鳥の視点から見たScotlandの3D映像が放映される。
う〜ん、なんでかなぁ。あまりにもGlenturretが出てこなさ過ぎるし、雷鳥一色だ。
ショップも雷鳥ばっかりでGlenturret Single Maltの品揃えも少ない。Towserのグッズもポスターが1種類だけ・・・しかも在庫なし。
はっきりいっておもしろくない。ウィスキー造りは文化なのに、一般観光客受けはするのだろうけど。こんなんにお金を払ったとしたら、ちょっと無駄だったと思う。
観光施設としてはおもしろいのかもしれんが蒸留所らしくない蒸留所だった。ショップの近くにあるTowserの銅像が寂しそうだった。
伝統の町並み
Crieffに戻りパブで休憩。15:55のバスに間に合うかと思ったけど無理だった。蒸留所 からの帰り道に眺めのいい場所はいろいろとある。写真を撮りだすとすぐに時間が経ってしまう。Scotlandはバスの待ち時間があってもPubがあるからうれしい。とりあえずAleを飲みながら待つとしよう。結構疲れたし。
そろそろバスの時刻になったので外に出ると小雨が降っていた。17:10のバスでPerthに戻る。
春ほどではないがまだまだ明るかったのでPerthの町を歩いてみよう。River Tay沿いには古い建物が多く、歴史を感じさせる。元々Perthは首都だったわけでScotland王の任命式は近くにあるScone Palaceで長年行われてきた。
Isla蒸留所があったというところまで行ったが、もう何も残っていない。
夜はどこで食べようかといくつかのレストランへ行ったがすべて満席で断られた。今日は土曜日なのでどこもいっぱいかな。しゃーない、Fish & Chipsで済まそう。Main Streetにあるお店で魚1匹とChisp1人前で4ポンド。結構なボリュームだ。Coopで缶入りのAleを買って宿でDinner。ScotlandのFish & Chipsは結構いける。